変性意識を実現する方法
苫米地英人博士の著書「英語脳の作り方」によると、ネイティブ並の英語を学習するには、まず特殊な脳の状態を造らなければならないと、されています。
これは、どういう意味でしょう？
カンタンにいいますと、脳を子供の状態に戻すと、いう事だと思われます。
言語は眼や耳から入ってきた「情報」に対して、「名前」を付ける事で成り立っています。
窓の外にいる、全身に毛の生えた、ワンワンと吠えているものが、「犬」です。
こんなふうに、「犬」をとりまく状況を含めて、その存在を「犬」という言葉が、脳の中で対応しています。
そして、「犬」をとりまく状況を含めての呼ばれる存在が、「犬」という言葉で対応しているのが、日本語を母国語にしている人です。
つまり、「日本人」です。あなたの事です。
このような「物事とそれに対応する言葉」というセットが頭の中で、すでに出来上がっていると、新しい（英語の）言葉を対応させる事ができなくなります。
どういう事がというと、「犬」をとりまく状況を含めての呼ばれる存在に、「ＤＯＧ」という言葉を対応させる事が、英語を学ぶ事です。
その際、すでに「犬」という単語が脳の中に対応していたら、「ＤＯＧ」を対応させる事が、出来ません。
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変性意識を実現する方法
「変性意識状態」とは？
「変性意識状態」とは簡単に言うと、「赤ん坊の脳の状態」です。
先に説明したように、脳の日本語を記憶している部分が不活性な日本人とは、子供の脳ですから、簡単に言うと、「赤ん坊の脳の状態」です。
「赤ん坊の脳の状態」では、分かりにくいですからもっと説明します。
苫米地流では、よく変性意識状態は「内部表現」へ脳がアクセスしている状態であると、説明されています。
つまり普段は現実世界から情報収集している脳の機能が、自分の脳内記憶である「内部表現」へのアクセスに集中している状態が、変性意識状態です。
赤ん坊には、現実世界での経験、つまり記憶がほとんどありません。
そのため現実世界での経験がすぐに、脳内記憶に書き込まれる状態にあると考えられます。
つまり赤ん坊では、現実世界での経験と脳内記憶とが、同時に存在するような脳の状態であると考えられます。
このため、赤ん坊の精神状態は、つねに変性意識状態にあると考えられます。
幽体離脱！
アメリカのモンロー研究所というところでは、このヘミシンク現象を応用して、幽体離脱の研究が盛んに行われています。
これは研究所創設者のモンロー博士（Robert Monroe, 1915年10月30日 - 1995年3月17日） が、自然に幽体離脱をする体質であったため、幽体離脱時の脳波を記録することに成功したためだと言われています。
つまり、「幽体離脱時の脳波」を、ヘミシンク現象を利用してその脳波を再現させる、特殊な音源を開発したと言っています。
もし、このような現象を使って、幽体離脱を経験できるなら、素晴らしいことだと思う人は多いと推測できます。
というのは、このような「幽体離脱時の脳波」用のヘミシンク特殊音源ＣＤが、結構売れていいます。
さて、本当にこのような特殊音源ＣＤで、幽体離脱を経験できるのでしょうか？
変性意識の研究によると、その可能性は低いかも知れません。
これからお話することは、幽体離脱のような超自然的な現象に興味を持っている方には、残念なことかも知れませんが、お聞きください。
変性意識状態とは、かつては乖離状態（かいりじょうたい）と呼ばれていました。
乖離とは、離れているという意味です。
なにが離れているかというと、肉体と意識とが離れている、という意味での乖離なのです。
前に、変性意識状態とは内部表現という、脳内記憶にアクセスしている状態であると説明しています。
その時、脳内記憶にアクセスしている脳は、現実世界からの情報を遮断することが多くなります。そのために、変性意識状態では現実世界の感覚が少なくなり、もっと深い状態になると皮膚や筋肉の感覚が無くなるために、意識だけが空間にぽっかり浮いているような、不思議な状態を経験します。
またこの時、脳が深いリラックスであるアルファ波やシータ波になるため、とても気持ち良く感じられます。
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